●令和元年度第1回会議
2019年7月12日(金)郡山商工会議所(郡山市内)にて、令和元年度第1回会議を開催しました。
参加者は、県内各地の栽培・醸造関係者、自治体、福島大学から計14名が参加しました。
<参加地域(民間または行政)>
川内、富岡、いわき、会津美里、喜多方、福島、須賀川
会議では、各地の近況報告を行い、その都度活発な意見交換が行われました。また、今年度の活動計画として、専門家派遣事業の促進や、山梨大学の「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」の後期受講について議論しました。
【当日の議題】
・県内各地の近況報告と意見交換
・ふくしまワイン広域連携協議会からのご報告と意見交換
1)1月以降の活動報告
2)今年度活動計画
3)山梨大学「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」後期受講について
4)その他

●第2回「日本ワインを知るテイスティング会」
また、同日の夕方には郡山市内で、第2回「日本ワインを知るテイスティング会」を開催しました。
品質の向上が目覚ましい日本ワインを皆さまとともに味わい、ふくしまワインの将来を考え、そして参加者の皆様の交流の場となるように…と、企画したものです。県内のワイン生産者、自治体関係者を中心に25名の方々がご参加くださいました。
今回は世界最大且つ厳正な審査に定評のある国際コンクール「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード」(ロンドン)にて金賞を受賞した甲州種の2銘柄をまず比較するところからスタート。1本目は、山梨県中央葡萄酒の「グレイス甲州2017」を、そして2本目は、山梨県白百合酒造の「ロリアン甲州Vigne de Nakagawa 2017」をテイスティングしました。世界で、その品質を認められた繊細な甲州ワインを体験したあとは、シャルドネを2銘柄、そして赤ワインはメルローを2銘柄、生産者や醸造手法の解説を聞きながら、味わいの違いや自分の好みを語り合い、皆さん大いに盛り上がりました。

当日テイスティングしたワインのラインナップ

会場の様子

まずは味わい、解説を読み、皆さん熱心に勉強されていました

ピザやオリーブ、生ハムなどのお料理でワインを楽しみました
山梨大学の「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」の前期プログラムの福島県内でのサテライト受講が始まっています。
今回福島で受講しているのは、5~7月の計14回34時間の講義で、富岡、会津美里の2か所で計5名が受講しています。
本プログラムは、高品質ワインの製造能力、国際競争力、経営能力などを総合的に身につけることを目的とした山梨大学ワイン科学研究センター オリジナルのもので、すでに山梨県内では多くのワイナリー関係者が学んでいます。
前期科目はワイン醸造学、ワイン品質管理学、ワイン評価学、国際ワイン学、ソムリエ学で、難しい数式も並ぶ専門的な内容です。サテライトのため、残念ながら実習には参加できませんが、体系的・総合的にワインについて学ぶことができる貴重な機会となっています。
この取り組みは、福島におけるワイン人材の育成を目的に、山梨大学、福島大学、当協議会の連携により準備を進めてきたもので、昨年の試験配信を経て、今年度から正式に受講をスタートしました。
山梨大学をはじめ関係者の皆様には、多大なるご協力を頂き実現いたしました。厚くお礼申し上げます。
山梨大学「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」
山梨大学ワイン科学研究センター

受講の様子(富岡)
来場者数が10万人を超えた「東日本大震災復興記念 伊藤若冲(じゃくちゅう)展」
(福島県立美術館)に併せ、福島民友新聞社さんとの共催で、「ワインとアートの夕べ」
を開催いたしました。福島県産のワインと食材を使った美味しく美しい料理を楽しみながら
福島県美術家連盟会長 齋藤勝正氏による伊藤若冲10作品の特別解説をお聞きしました。
会場となりましたレストラン「ミノリエ」の國岡弘益シェフは、本場フランスの星付き
レストランで修行をされたシェフですが、福島県産のワインは少し軽めの味わいのため
料理の味付けも少し軽くしバランスを考えられたそうです。事前にワインの味を確かめて頂き
できるだけ福島県産の食材を使って頂きました。
当日は、県内外から50名を超える方が参加されましたが、皆さん、福島のワインと福島の
食材を使った料理の福島スペシャルマリアージュと伊藤若冲の世界を堪能された様子でした。
ふくしまワイン広域連携協議会では、これからも県内ワイナリーの品質の向上に対して
協力を続けるとともに、福島に来て、見て、飲んで楽しんで頂けるイベントも計画して
いきたいと思っています。

当日提供した福島県産ワイン 二本松市:ふくしま農家の夢ワイン「一慶」「をちこち」 郡山市:ふくしま逢瀬ワイナリー「ロゼスパークリング」 いわき市:いわきワイナリー「樽甲州」

福島県産食材を使った料理

煮物などの和食も並びました

福島県美術家連盟会長 齋藤勝正氏による特別解説

美しい会場の様子
福島県内のワインづくりに関わる地域が参加する「ふくしまワイン広域連携協議会」では、
各地の知見・技術の向上に資する支援とともに社会発信、六次化の支援もしております。
福島県立美術館において、江戸時代の奇想の画家、伊藤若冲の展覧会が3月26日より開催されています。
この機会に併せて、福島民友新聞社さまと協力して、若冲&ふくしまワイン&ふくしまの食を楽しむイベントを行うことになりました。
お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
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東日本大震災復興記念 伊藤若冲展公式レセプション
ワインとアートの夕べ
~ふくしまワインを傾けながら学ぶ伊藤若冲 厳選10作品~
http://ptix.at/0VrthD
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伊藤若冲展にて展示中の作品を中心に10点を厳選し、作品を鑑賞しながら解説。
ディナータイムでは、復興に向けてワイン生産に力を注ぐ二本松市やいわき市など福島県産ワインをご紹介。
「果蔬涅槃図」に登場する野菜や地元食材を使用した特別料理とともに楽しんでいただきます。
アート、ワイン、料理の3つのマリアージュをどうぞお楽しみください。

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日時:2019年4月19日(金)18時START(17時半受付開始)
場所:ma saison marriage & MINORIE(ミノリエ)
福島市野田町6丁目194−8(JR福島駅西口より車で3分)
定員:先着50名(立食)
料金:¥10,000(税込、お一人様)【伊藤若冲展招待券付き(当日配布)】
◎キャンセルは3日前までにお願いします。4/17以降のキャンセルは有償となります。
お申込み:http://ptix.at/0VrthD
申込に関するお問合せ:mail@f-wine.org(ふくしまワイン広域連携協議会)
※お申込みはPeatixにて受付、事前お支払いでお願いいたします。
※お困りの場合は、mail@f-wine.org までお問合せください。
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◆若冲10作品の特別解説◆
福島県美術家連盟会長 齋藤勝正氏による伊藤若冲10作品の解説(40分程度)
◆ご提供予定の「ふくしまワイン」◆
・いわきワイナリー(いわき市)
・ふくしま農家の夢ワイン(二本松市)
・ふくしま逢瀬ワイナリー(郡山市)
◆福島の食材を使用した特別料理◆
シェフ 國岡 弘益
県内出身、福島市内ホテルに約8年間勤務後、2002年渡仏、ベリゴール地方ミシュラン一つ星「レ・デリス・ドォルタンス」で経験を積む。帰国後、結婚式場のシェフを経て、2008年東京ミシュラン一つ星「コジト(六本木)」、「アルモニ(西麻布)」のスーシェフに、その後「マルシェ・オーヴァン(広尾)」のシェフに就任。2014年12月より「プライマリーコート」のシェフに就任し、2017年春から「& MINORIE」のシェフを兼任する。
◎◎◎お問合せ◎◎◎
福島民友新聞社 事務局事業部 024-523-1334
●第2回会議
2019年1月9日(水)ホテルハマツ(郡山市内)にて、第2回広域連携会議を開催しました。
参加者は、県内各地の栽培・醸造関係者、自治体、福島大学から計29名が参加しました。
<参加地域(民間または行政)>
川内、富岡、いわき、会津美里、喜多方、二本松、南相馬、福島、須賀川
会議は、12/7に聴講した山梨大学の「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」や、専門家の現地派遣事業など、人材育成関連事業の今後についてこれまでの取り組みを踏まえ議論し、次年度に向け各地から要望や提案を出しながら意見交換をしました。


●日本ワインを知るテイスティング会
会議に引き続き、同会場にて、日本ワインを知るテイスティング会を開催しました。
講師には、ワインエキスパートで日本ワインに詳しく、福島にも関心をお持ちの髭男爵 ひぐち君と、ソムリエでワインバイヤー(カーニバル 三鷹コラル店店長)の高橋純一郎さんをお招きし、広域連携会議参加者の他、福島のワインと復興、協議会の取り組みに関心のある方々も加わり、計36名が参加しました。



ひぐち君と高橋さんセレクトによる、北は北海道から南は熊本まで選りすぐりの8種類を1種類ずつブラインドで試し、五感フル活用で味わった後、ワイナリーの訪問エピソードや作り手のお話等を交えながらワインについて解説いただき、楽しく進行しました。
日本ワインのレベルの高さや個性を知ることができたのはもちろんのこと、
お二人の日本ワインの豊富な知識と熱い思い、特に、和食との相性、土地や作り手から醸し出されるワインの個性についてのお話から、日本ワインの可能性を実感することができる良い機会となりました。また、福島におけるワインづくりへの励みにもなったのではないかと思われます。


山梨大学、福島大学、当協議会の連携により、準備を進めて参りました、山梨大学の「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」の試験配信を12月7日(金)に実施し、福島側からは、いわき・富岡・郡山・会津美里の4拠点にて28名が聴講しました。
今回は、同大学ワイン科学研究センター 鈴木俊二教授による「基礎ブドウ栽培学講座」を聴講しました。
第2回目の聴講は1月を予定しています。
山梨大学「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム
山梨大学ワイン科学研究センター


山梨大学での講義の様子(配信側)
※当日のいわきでの聴講の様子は、翌日12月8日(土)の福島民報22面に掲載されました。
福島県内のワイナリーが自慢のワインを引っさげて大集結!美味しい料理とともにワインを堪能できるイベントが開催!さあ、ふくしまの美味しいワインを飲み尽くそう!
<参加ワイナリー等>
いわきワイナリー、ふくしま逢瀬ワイナリー、ふくしま農家の夢ワイン、ワイン工房あいづ、東夢ワイナリー(山梨)、山元いちご園(宮城)他
日時:2018.11.25(日)11:00-17:00
会場:二本松市市民交流センター前広場
主催:ふくしまワイナリーフェスティバル実行委員会
お問合せ先:ふくしま農家の夢ワイン株式会社
0243-24-8170
fukuyume(アットマーク)ivy.ocn.ne.jp
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2018年10月24日付の福島民報論説に、「【広がる県産ワイン】熱意と連携で名産地に」というタイトルのもと、ふくしまワイン広域連携協議会のことが紹介されました。詳細は以下のリンクより、記事をご確認ください。
http://www.minpo.jp/news/detail/2018102456688
2018年9月9日付けの福島民報朝刊1面で紹介されました。
『県産ワイン産学官組織発足~9市町村ワイナリー、福島大、自治体などブランド化へ連携~」
(WEB版の閲覧期間は終了しています)
