山梨大学の「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」の前期プログラムの福島県内でのサテライト受講が始まっています。
今回福島で受講しているのは、5~7月の計14回34時間の講義で、富岡、会津美里の2か所で計5名が受講しています。
本プログラムは、高品質ワインの製造能力、国際競争力、経営能力などを総合的に身につけることを目的とした山梨大学ワイン科学研究センター オリジナルのもので、すでに山梨県内では多くのワイナリー関係者が学んでいます。
前期科目はワイン醸造学、ワイン品質管理学、ワイン評価学、国際ワイン学、ソムリエ学で、難しい数式も並ぶ専門的な内容です。サテライトのため、残念ながら実習には参加できませんが、体系的・総合的にワインについて学ぶことができる貴重な機会となっています。
この取り組みは、福島におけるワイン人材の育成を目的に、山梨大学、福島大学、当協議会の連携により準備を進めてきたもので、昨年の試験配信を経て、今年度から正式に受講をスタートしました。
山梨大学をはじめ関係者の皆様には、多大なるご協力を頂き実現いたしました。厚くお礼申し上げます。
山梨大学「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」
山梨大学ワイン科学研究センター
来場者数が10万人を超えた「東日本大震災復興記念 伊藤若冲(じゃくちゅう)展」
(福島県立美術館)に併せ、福島民友新聞社さんとの共催で、「ワインとアートの夕べ」
を開催いたしました。福島県産のワインと食材を使った美味しく美しい料理を楽しみながら
福島県美術家連盟会長 齋藤勝正氏による伊藤若冲10作品の特別解説をお聞きしました。
会場となりましたレストラン「ミノリエ」の國岡弘益シェフは、本場フランスの星付き
レストランで修行をされたシェフですが、福島県産のワインは少し軽めの味わいのため
料理の味付けも少し軽くしバランスを考えられたそうです。事前にワインの味を確かめて頂き
できるだけ福島県産の食材を使って頂きました。
当日は、県内外から50名を超える方が参加されましたが、皆さん、福島のワインと福島の
食材を使った料理の福島スペシャルマリアージュと伊藤若冲の世界を堪能された様子でした。
ふくしまワイン広域連携協議会では、これからも県内ワイナリーの品質の向上に対して
協力を続けるとともに、福島に来て、見て、飲んで楽しんで頂けるイベントも計画して
いきたいと思っています。